この記事は、お金のブログ「氷河期ブログ」を運営するななしさん企画の「ベストバイストック2023」のエントリー記事です! 12月1日から25日まで、25人の投資ブロガーが今年購入して最も良かったと思う金融商品をリレー形式で紹介していきます。
なまずんさんからバトンを受け取りました
なまずんさんからバトンを受け取りました。なまずんさんは雑誌で頻繁にお見かけする有名ブロガーです。なまずのアイコンがトレードマークですね。賢いお金の運用の記事は大変参考になります。今回のタイトルは「2023年のベストバイストックはなんと日本株!?」でしたが、まさかのアレでしたね。答えはなまずんさんのブログからぜひご覧下さい!
めたる’s ベストバイストック
今年の僕のベストバイストックは言うまでもないですが、
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
です。
今年はリターンは+39.0%でした。資産が2022年末に1,929万円だったのが2023年末に2,681万円になりました。
ご存じだと思いますが『eMAXIS Slim米国株式(S&P5000)』はUFJ国際アセットマネジメントが運用しているS&P500に連動する円建ての投資信託です。資産規模がS&P500系のファンドでは国内最大であり、安定して運用されています。
同ファンドは信託報酬が0.09372%と低コストなのが魅力です。eMAIXS Slimシリーズのファンドは純資産総額が増えるにつれて信託報酬が安くなっていくというお得な設定となっています。
※ 信託報酬について。eMAXIS Slim米国株式(S&P5000)の信託報酬はこれまでは最安だったのですが、10月27日に設定された「楽天・S&P500ファンド」(信託報酬0.077%)に抜かれてしまいました。eMAXIS Slim米国株式(S&P5000)の再値下げを期待しています。
S&P500の魅力
さて、S&P500の魅力も語っておきましょう。S&P500とは米国を代表する約500社の加重平均型株価指数です。米国を代表する会社だけあってほとんどが大型株です。ナスダック100ほどではありませんが、S&P500にはアップルやグーグルといった大型ハイテク株のGAFAMが約13%を占めています。
S&P500に組み込まれている企業のほとんどは海外進出をしており、世界経済の発展はS&P500の成長になります。この理由から全世界株式(オルカンなど)を買わなくても十分にS&P500で世界投資ができます。
また、米国市場は投資家を手厚く保護しています。新興国のように経済状況以外の要因で株価が大きく揺すぶられることがありません。このことから新興国に比べてリスクが低く抑えられるのも米国株式に絞った投資の良い点です。
今年のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の成績
S&P500指数
今年の成績を振り返りましょう。まずは、今年のS&P500指数のチャートを眺めてみましょう。昨年12月30日に3849.28で終えたS&P500ですが今年の12月19日現在は4740.56になっており+23.2%です。
細かく振り返ると、2023年は年初から上昇相場でしたが、2月から3月中旬までは下落に転じました。そして、図2のように、3月14日には3855.76まで減少しました。この頃は銀行の連鎖破綻、リセッション入りの危機、そして、インフレの終わりが見えない時期でしたね。
それでも、3月14日以降はS&P500は順調に回復して、図3の8月1日にS&P500は年初来の最高値4588.96(年初来+19.2%)を更新しました。円安が進み為替差益も手伝って基準価額は23,260円と過去最高値も更新しています。
しかしながら、8月以降、S&P500指数は下落に転じて10月30日(図4)には、S&P500は4117.37まで下降しました(8月1日から10.3%下落)。このときの僕の10月30日のXのコメントは「市場は恐怖に包まれる」でした。利下げ時期が見えず、イスラエルの戦争に嫌気が差した時期でした。でも、実はこの日が底で、S&P500はここから11月ラリーが始まります。
11月ラリーは11月下旬から12月上旬でいったんストップしたものの、ラリーは12月中旬から再びクリスマスラリーに姿を変え継続します。図5のように12月19日時点のS&P500指数は4750.56まで上昇しています。2022年1月3日に記録したS&P500の過去最高値4796.56にあと1.16%です。
ドル円
今度は今年のドル円を見てみましょう。図6のようにドル円は年初から11月まで円安基調。12月からは円高に折り返したように見えしたが、本日12月19日の日銀は動かずでまた円安に戻りそうです。今年は円安基調が続き為替差益で基準価額を押し上げました。
細かく振り返ると、昨年のドル円の為替は132.7円/ドルで終えました。そして、今年の1月から日を追うごとに円安が進行して行っています。3月中旬で一旦、円高になったのは銀行破綻連鎖による金融不安の影響です(図7)。
7月中旬に円高になったのは米国金利打ち止めと日銀の政策変更が予想されたからです。
しかし、日銀が動かなかったため、再び円安に。11月1日には151円台になりました(図8)。日銀が政策変更を変えてくると何度か予想されましたが、結局、日銀は動かなかったですね。
12月に入ってからは一転円高に方向転換しています。しかし、日銀の動きは鈍いため、また円安に戻るかもしれません。最終的に12月19日時点での為替は142.69円/ドルです。
トータルの今年の為替差益は+7.5%です。
基準価額
基準価額は図9のように円安の為替差益に守られて順調に上昇してきました。2022年12月30日の基準価額は18,035円でしたが、2023年12月18日時点で24,203円で+34.2%です。
基準価額をウォッチしていて、面白かったのは3月~4月にかけて数日。この辺りは基準価額が低迷しているのですが乱高下が激しかったです。落ち着かない年度末となりましたね。
基準価額は、4月に入ってからは株高&円安で上昇基調。10月にS&P500が下落して基準価額も若干下落したものの、それ以外はほぼ順調に右肩上がりでした。2023年11月24日に最高値24,370円に到達しました(図10)。12月はS&P500指数は上昇していますが円高の影響で基準価額はヨコヨコです。ですが、また円安に振れてきそうなので、12月末にも基準価額は過去最高値を更新するかもしれませんね!
というのが今年の振り返りです。今年の前半は米銀行破綻、後半にはイスラエルの戦争と厳しい年であったようにも思えます。ただ、利上げがストップして雪解けの期待も大きかった年でもあります。例年通り、涙あり笑いありのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)への投資でしたね。来年もさらに元本を積み増してeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を楽しんでいきたいと思います。
【追記】S&P500は昨晩も上昇して4768.37。本日の基準価額は過去最高値を更新します。24,500円程度を予想しています。
次はローンウルフさんに
次回12月21日は一滴の影響~お金に困らない人生を送るために~を運営されている、ローンウルフさんにバトンを渡します。
ローンウルフさんは元国家公務員とのことで僕と同じですが、週3というハイペースでブログを更新されています。一か月に1本しか書かない僕は見習いたいですね。投資は守り重視のスタイルです。そんなローンウルフさんが選ぶベストバイストックが気になります。
お楽しみに!!